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結局、総選挙の焦点は消費税になるという麻生さんのせりふから、民主党の代表選挙の結果は予想されているわけですが、連休中に読んだなかからタイミングを考えるとすれば、これ↓
- 作者: 北野弘久
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1981/11/20
- メディア: 新書
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憲法×租税法=納税者の権利・・・。
租税の研究が従来の財政経済論のレベルから法的レベルにまでたかめられなければ、納税者(タックスペイヤー)の人権は擁護されない
1981年初版なので、不当な地位に置かれている納税者としてのサラリーマンを救済せよというのが基本的な問題意識ですが、うん、(最近第4版が出たっけ? )金子宏先生とは一味違う観点。議会で税金を決める元祖のイギリスでは最近、国会議員たちの歳費の使途をめぐって、保守系の新聞が暴露した大騒ぎがありました。これって、確か、富裕層に対する課税をうんと引き上げるつもりだと首相が発表したことに対する報復ではないかという気がしてなりません。welfareからworkfareへという新自由主義政策も、納税者意識の高いところとそれほどでもないところとでは、さぞかし意味が異なったことだろうなあ。