ちょっと身内に病人が出たりしてバタバタしている間に、世間ではいろいろなことが・・・。


まず、渦中の田母神論文ですが(論文とカテゴライズされるものであるかどうかは別として)実際に読んで見ると、冒頭から、第二次世界大戦以前の強制的な条約の問題とか、悪法も法なりとか、これはこれでお勉強的に興味深い材料であります。
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf


また、雑誌の休刊に対して、先生やら院生やらがわらわらと群がってシンクタンクが流行している状況でもありますが、確信犯的に私的見解(不満)を表明する公人も増えてきたのがおおむね「右」というのは――はじめから単純に二者択一で語る問題ではないとしても―― 一体、世の中の実際は、「右」なのか「左」なのか。


ただ、福田政権で山谷氏を首相補佐官から外したと同様、今回すばやく処置したのは、政権としては一生懸命に安倍カラーを脱色してきている様な気がします。


かと思えば小室プロデューサーの詐欺事件は、これはこれでとても興味深い材料だなと思ったり。社会的妥当性、適法性、確定性、実現可能性に加えて意思の合致で契約となるところ、まさに実現可能性について、今、債権法改正で議論されているような気もします。


恐ろしく大雑把な連想ですが、「ゆすりたかり」という言葉を思い出しました。宝くじが当たったと打ち明けた相手に殺されたケースも、上の詐欺事件の発端(時代の寵児になってから群がってきた者ども)も、そして、「自己負担はいや」な方達も、利権団体も。正義は、いずこ?


日本外交も正念場へ向かっている?
http://www.soysauce.or.jp/news/files/20081031-01.pdf