そういえば昨日、『法学教室』来てました。今日は書籍部で、『論座』と『中央公論』と文庫本を少々立ち読み。数冊購入。本日最もインパクトのあった買い物↓

女の敵 (NB Online book)

女の敵 (NB Online book)


「働くオンナの行く手を阻むのは、オヤジだけじゃない。」という帯付き。 上野千鶴子教授に弟子入りしたという著書以降、着実に磨いているなあ。問題意識は、「従来の男性的働き方と意地っ張りな女性の働き方の、ちょうど中間の働き方ってないものだろうか」。

1.「女の敵」のオンナ
2.「女の敵」のオトコ
3.「女の敵」のあれやこれや
4.「女の味方」のオトコ
5.「女の味方」のオンナ
6.「女の敵」はもしかして私?


冒頭でいきなり兄嫁を斬っていて、今後大丈夫か?という感じながら、最も節が多いのが第二章で、
「あなたの隣の「金正日」」
「「本当は結婚したいんでしょ?」と言いたがるおじさん」
「弁だけは立つ「働かない男」」
「女の輪に混ざりたがる社交的な俺」など。


第五章に「「不機嫌な女」、片山さつき」。

「片山さんは、この私の意見どう思います?」・・・氏は我々とはまったく違い、苛立ちを隠さず相手を睨み、そして突き放すように言った。「自分で考えたら?」
私はこの瞬間、自分が氏にすっかり魅了されたことを自覚した。そこにあった衝撃とは、氏の"正直さ"だった。
・・・私が魅了されたのは、そこにいたのが人に媚を売らずとも生きてこれた女性、それほど能力勝負で生きてきた、つまり究極の勝ち組女性を見たからかもしれない。それは、これまでいかに自己抑制のかかった女性ばかりを見てきたかということでもある。