山田和樹 again and again

論文終わらないで何やってんだ!と叱られそうですが、今日ものこのこ行ってきてしまいました。

blumenというアマチュアオケです。

第34回定期演奏会

2010年12月12日(日)13:15開場、14:00開演@第一生命ホール
指揮:山田和樹ソプラノ:田崎尚美
武満徹 弦楽のためのレクイエム
シューベルト 交響曲第4番
マーラー 交響曲第4番

私としては、「シューベルトって、こんなに良かったっけ?」と言いたくなるほど。ただ、指揮台に上って聴衆に背を向けた瞬間に、ちょっと指先で眉間を押さえたあたり、昨日の今日でさすがのヤマカズも少しお疲れかという感じはしたのですが、精神力で乗り切った感じでした。そして、はっきりって、昨日の大阪フィルよりよっぽどオケの音質良かったです。さすが一期一会精神! アマチュアを嘗めてはいかんぜよ。それでも、アンコールの花の章を終えて指揮台を降りた時にかすかにヤマカズの顔をかすめたような気がした一種の失望感のようなもの・・・10月の横浜シンフォ二エッタの時からしばしば感じるのですが、日本の奏者や歌手はとにかく一音一音正確でお行儀がよいのですが、さらにそこを超えた、生の躍動というかエネルギーというかマグマというか、そういったものに裏付けられた独自の解釈を押し出すようなところがないので、せっかくのヤマカズを生かしきれなかったのではないかと思いました。生意気書いて済みません。


それにしても、ヤマカズ様、来年は海外公演中心で、今のところ8月と12月しか日本での予定がないなんて、超絶さみしい限りです。ううっ・・・。


それから、本当に室内楽向けのホールです。この、晴海トリトンスクウェアってところは、たどり着くまでは、なんというかこう、救命病棟とか、パンデミックとか、津波とか、ゴジラとかいったテーマの映画のロケにバッチリなスポットで、実際、入口付近のエスカレーターのところで何か撮影をしていました。
http://www.harumi-triton.jp/triton/business/index.html