産経

パリなど3大都市は野党・社会党勝利か 仏統一地方選、投票開始
2008.3.9 19:32

このニュースのトピックス:欧州
 昨年5月のサルコジ大統領就任以来、フランスで初の選挙となる統一地方選(9、16日の2回投票、比例代表制)の投票が9日、始まった。パリ、中部のリヨンに次いで仏第2の都市マルセイユでも与野党が拮抗(きっこう)しており、3大都市で野党・社会党の市長が誕生する可能性もある。

 パリとリヨンの市議会はすでに社会党が与党だが、長年にわたり右派の牙城であるマルセイユでも与党の右派政党、国民運動連合(UMP)が苦戦している。(パリ 山口昌子)


ロイター

フランス統一地方選、第1回投票では与党が苦戦のもよう
2008年 03月 10日 09:01 JST 記事を印刷する[-] 文字サイズ [+]
 [パリ 9日 ロイター] 市区町村と県議会の議員を選ぶフランス統一地方選の第1回投票が9日行われた。暫定結果によると最大野党の社会党がパリとリヨンで優位な戦いを展開、与党の国民運動連合(UMP)の牙城も一部切り崩す勢いと見られ、与党が苦戦しているもよう。

 第2回投票は16日に行う。最新の世論調査によると、昨夏は65%を上回っていたサルコジ大統領の支持率は、37%まで低迷している。

 暫定結果によると、社会党ストラスブールトゥールーズマルセイユなどで健闘が目立っている。社会党は第2回投票での勝利を確実にするため、緑の党などの少数政党との連立を模索する構えと見られる。

仏大統領次男、県議に当選
2008.3.10 10:41

9日、パリ郊外のヌイイシュルセーヌ市で投票するサルコジ大統領の二男ジャン・サルコジ氏(左)(AP) フランス統一地方選サルコジ大統領の次男ジャン・サルコジ氏(21)が9日、パリ郊外オードセーヌ県の県議選で当選した。父が1983年から19年間、市長を務めた保守の牙城ヌイイシュルセーヌ市の選挙区で初めて立候補し、約52%を得票、第2回投票を待たずに勝利を決めた。

 大統領は先月、結婚した歌手カーラ・ブルーニさんを含め3度の結婚をしているが、ジャン氏は最初の夫人との息子。(共同)