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2007/12/20付 西日本新聞朝刊
EU、車排ガスに制裁金 12年から規制強化 日本メーカー影響必至
【ブリュッセル19日共同】欧州連合(EU)欧州委員会は19日、地球温暖化対策として、乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量を現在の平均排出量より約20%削減するようメーカー側に義務付け、基準を上回る車を販売した場合は2012年から巨額の制裁金を科すことを柱とする規制法案を発表した。
ポイントは、「現地で人気の小型車を中心に事業展開している日本のメーカーへの大きな影響は必至で、新基準に対応した車両開発を迫られる」と、「法案はEU閣僚理事会と欧州議会で審議されるが、小型車が主力のフランス、イタリアが積極的なのに対し、排出量の多い車を販売するドイツは猛反発しており、交渉は難航が予想される」の2点でしょうね、やっぱり。サルコジとメルケルの蜜月はいつまでもつか。
共同通信の記事は、規制法案の説明のみ。中立性を考慮と思われる。一方、というか、早速、こんな動きも。
金融安定へ英独仏首脳会談 サブプライム問題で
【ロンドン19日共同】ブラウン英首相は19日の定例記者会見で、米サブプライム住宅ローン問題の影響で世界的に混乱している金融市場の安定化に向け、ロンドンでドイツのメルケル首相、フランスのサルコジ大統領と首脳会談を行う意向を示した。ロイター通信によると来年1月開催の見通し。
首相は金融市場についてのリスク分析や情報交換を行う国際システムが必要との考えを示した。
またこの問題について、記者会見に同席したダーリング財務相は、来年2月に日本で開かれる先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で議論する方針を示した。
地方紙の記者さん達、すごく勉強しておられる。学生・院生も頑張ろう。