これも上映終了間際の、『ショパン 愛と哀しみの旋律』を観に行く。2回目。


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フランス映画ならもっと明るく、軽やかであったろうが、やはりそこはポーランド。重い。それにしてもあの時代に、子供二人と病気の愛人とぜ〜んぶ、双肩に引き受けて、家主でも医者でも出版社でも社交界でも、財産+慰謝料+自分の稼ぎでもって、がんがん渡り合っていく、スカーレット・オハラ的たくましさ。それが、マザコン達のために、母親と女性との両立に苦しむなんて・・・。うーむ。

それにしても、ショパンとサンドが愛し合うようになってマヨルカ島に行った冬から8年後の成長した娘のソランジュ、子役の次にいきなり、男性経験豊富って感じのふてぶてしいぐらい成熟した感じの女優が出てきて、失笑です。もっとほっそり、子役と同じ傾向の華奢な少女が切々と訴えたのなら、ショパンも本気で誘惑されたかも。