山田和樹

本日午後は、新日本交響楽団第85回定期演奏会@すみだトリフォニー・ホール。演目は、マーラーの「交響曲形式による音詩「巨人」 および さすらう若人の歌



バリトン小松秀典氏・・・キャリアの優れたベテランなのだけど、失礼ながら、声量のピークを通り越しておられるのではないか? 今日は、全席自由席ということで、思い切り前から4列目の席を取ったのですが、ピアノ、ピアニッシモのところは、ひょっとして7,8列目より後ろには聞き取れなかったのではないかと思われた。小さくとも、声が通って欲しいものである。もっとも、ヤマカズも、指揮台を降りたときに思いっきりペロッと舌を出していて、一方、アンコールの小品を終えて指揮台を降りたときは満面の笑顔のみであったので、指揮もミスっていたかな。もっとも、本日の楽譜はマーラー自筆譜面のコピーをこの演奏のために独自に判読したものということで、上の写真で明らかなように、慎重を期して珍しく譜面を見ながらの指揮だったようですが、いつもなら暗譜の人らしからぬことだなと思ったとおりでした。


実のところ、もう少し気になったのは、彼の指揮する舞台は、私としては、この夏の歴史的成功との誉れ高いサイトウキネン以来なのですが、芸大以降着実に、ふくよかになってきていることで、本日の笑顔はピアニスト辻○クンとも見まがう満月・・・。スイス・ロマンドとN響と確保していよいよこれからというところで、心臓と腰に良くないよ。来週は、横浜シンフォニエッタでまたお会いしませう、ヤマカズさん。