http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008120401000818.html

札幌、歯科診療の自己負担ゼロ NPO法人と連携
2008年12月4日 22時01分
 札幌市中央区特定非営利活動法人NPO法人)「CMケア機構」と同市内の歯科医院が連携し、健康保険証を使って受診した患者の診療費自己負担分を実質無料にする運営を行っていることが4日、分かった。
 昨年6月に始まり、既に計約3000人が利用したとされ、地元の歯科医師会からの情報を受けた北海道厚生局が調査を始めるなど、波紋も広がっている。
 機構の仁科雅晴理事長の説明では、機構の会員(無料)になりアンケートに答えると、機構と連携する歯科医院で支払った診療費の自己負担分と同額を、「労務料」名目で機構から受け取れる仕組み。
 診療費は7−9割を国民健康保険などの保険者が負担、1−3割を患者が窓口で負担しているが、このシステムでは窓口負担が実質ゼロになる。
 機構は、医院からアンケートを委託されたとして「調査料」「広告料」などの名目で金を受け取り、患者への支払いに充てているという。昨年6月から東区の医院で試験運用し、今年7月には中央区の医院で本格運用を始めた。
(共同)


「留学したい人→NPO→旅行社」とは、カネの流れが逆になります。


歯科医院←診療費自己負担分―患者
 |                  ↑
調査料、広告料        労務
 ↓                  |
CMケア機構 ――――――――


患者・・・無料で得したつもり。
医院・・・調査料を必要経費で落とせるはず。
機構・・・実質的な支出はなく、金銭的には非営利だが、恐らく、この歯科医院にかかる患者の個人情報の収集という利得がある。
健康保険証のない人は、このプロジェクトの対象外である。
結局、健康保険証=それなりの経済力を持つ患者の個人情報を機構にそっくり移管して、そこから先に何をしようというのでしょうか・・・?