『思想』1003号

               目次

ソシュール生誕150年
思想の言葉 野村英夫 (2)
デリダからソシュール
 ──「音声中心主義」の行方── 松澤和宏 (6)
ソシュールのグラマトロジー
 ──『一般言語学講義』を読むデリダを再読する── 宮恕W裕助 (31)
比較文法を批判してソシュールが考えたこと 阿部 宏 (52)

恣意性をこえて
 ──概念の設定と共有の問題── 山口裕之 (70)
ソシュールアナグラム
 ──シーニュ詩学── 岡村民夫 (88)
テクスト論を試みたソシュール
 ─―『サンスクリット語における絶対属格の用法に
  ついて』の中で展開された記号学─― 川本 暢 (103)

ことばの二重になった本質について 前田英樹 (126)
沈黙と饒舌
 ──ソシュールドゥルーズの出会い(損ね)── 大山載吉 (143)

不安の継承
 ──ソシュールバンヴェニスト── 小野 文 (162)
言語システム 河本英夫 (179)