今週から、各法律事務所、特に4大のサマークラークが始まっている。勤め人の多くが上着を脱ぎ、ネクタイを外しているこの暑さの中で、きっちりとスーツにネクタイで頑張っている若者たち! 
先日の朝日新聞に、弁護士になれないという記事が一面に掲載されていたが、やはりまずサマクラに採用してもらえるか否か、次に、法科大学院を無事卒業できるか、次に、司法試験に合格するか、という関門を次々にくぐりぬけ、ようやくサマクラ同期の何分の一かが、勝ち組となれるようだ。
正義論でluckを問題にするとき、確かにどんな境遇にどんな能力に恵まれて生まれるかはluckに左右され公正ではないかもしれないけれど、少なくとも、(同じように恵まれているにもかかわらず)はじめから遊んでいた人々が彼らの報酬・勝ち組ライフを妬むことは正当ではないのではないか。