9.11から8年、というだけでも驚きでしたが、リーマン・ショックからもう1年! 菅さんがあこがれるイギリスではかつて、1294年に定められた、議会開会のためのシェリフ宛のリット(召集令状)の書式なんて1872年まで変更無しに用いられたんだ、などということをかつてレーヴェンシュタインが指摘した、そんな世界からは想像もつかないめまぐるしい時代です。やれやれ、倦まずたゆまず実績を積み重ね続けるのは、大変なことです、本当に。予定より刊行が遅れている翻訳の第二校がようやく届きました。共訳なのですが、若輩の私の提案が通ったタイトルになりそうで嬉しい。たま〜に、こんなことがあると、またがんばろうという気になれそうです。


久々に通勤読書の紹介

ダーウィンの思想―人間と動物のあいだ (岩波新書)

ダーウィンの思想―人間と動物のあいだ (岩波新書)


人間と動物の連続性と、人間の道徳性をどう説明するかというアポリアダーウィンが如何にクリアしたかに焦点。ちなみに今年はダーウィン生誕200年ということで、『種の起源』ブームらしいですよ。200年・・・。


たまたまTVつけたら、『バカボンド』『スラムダンク』の井上雄彦氏が、なぜ自分の奥を掘っていくのかについて淡々と語っていた。苦労しなければいいものができない、というわけでもない、とも。ふーむ。