選挙雑感

読売新聞とか、朝日新聞とか、はてはNHKとか、メディアの競争が過熱して、1議席でも多い数字を予想報道したものが勝ち、みたいな状況を見るにつけ、刺客とかチルドレンとか祭り上げられて担ぎ出された新人がこれから選挙のたびに大量に交代していくんだなあと思わせられる。裁判員ならともかく、1期だけで終わるとその後の人生設計をどうするのかな。ギャンブルみたいに、次こそ、と執着するのか、それともあっさり市井の生活に復帰するのかは、現状は本人の懐次第だろうけれども、毎年首相候補をつぶしていくと同様で、本当に資質に恵まれた人物の場合、じっくりと育成するシステムを担保しないと政党政治が劣化していくような気がする。任期中に問題を起こした人物は中堅やベテランであっても次の選挙で公認を見送って他の人(浪人とか新人とか)を立てるよという内規を明確につくって自浄機能を徹底すればいいのかな。これはLDPに限らない。


そして、細川政権・羽田政権で汚染米を輸入した羽田・藤井両氏がまた政権に復帰するのか。しかも一人は財務相として。
http://d.hatena.ne.jp/non-poli/20080922参照。


「一度やらせてみて、駄目だったら、来年の参院選があるさ」とインタビューで豪語した市民がいたが、ねじれ国会が永久に続く間に国際的地盤沈下が進む。