庶民の視点、がとても重要であるようになっていますが、庶民の生活を実際に送っていることと、庶民とは異なる生活を送っているけれども庶民の視点を理解する努力をしていることとが、混同されているのではないかという気がします。某氏のパートナーは、日本の捕鯨船を妨害しまくる緑豆の重要メンバーですが、それは「庶民の視点」?


その点、オバマ候補は、稀に見るサクセスフルなエリートカップルであって、アフリカ系の庶民の生活を送っている文字通り自分達の仲間であるとは、アメリカの有権者たちは、始めから誰も思ってもいないし、期待もしていないと思われます。むしろ、あまりにも生活感覚や政治リテラシーが一般人に近すぎるペイリン候補に幻滅しているのでは? しかも、オバマ候補がこれまで勝ち進んでいるのは潤沢な資金に支えられていることは明白。リーダーにどのような資質を求めるかは、有権者が問われる問題でもあります。