そうはいっても、ほかの人には出来なかっただろうなあ。
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談話

裁判員制度についての世論調査に関する質疑】
Q:裁判員制度に関して,NHKが世論調査を行いまして,「参加したいか」「参加したくないか」という質問に対して,「あまり参加したくない」「絶対参加したくない」の合計が77%で,参加したくない理由を尋ねたところ,「的確に判断する自信がない」「人を裁くことに抵抗がある」というような回答が大半を占めたんですが,現時点でのこの数字に対して,どのように受け止められるかお聞かせください。

A:厳しい数字だと思いますが,NHKとしてはちょっと設問の仕方に私は疑問を感じます。「あなたは税金をいっぱい払いたいですか」「払いたくないですか」と質問したら,払いたくないという人が多いのではないでしょうか。税金と裁判員制度を一緒にしてはいけませんが,国民の義務という観念ですから,裁判員制度は義務なので,「あまり参加意欲はないが,義務であれば自分なりに参加しようと思う」という,そういう項目が入っていないとですね,参加したいかしたくないかだけというのは,ちょっと私は設問の仕方に疑問が若干あると思います。最高裁とかいろいろ世論調査をやっていまして,あまり積極的に参加したくはないが国民の義務として参加しようと思うということが,そういう分類ですと,6割くらいになると,あるいは6割を越すというふうに考えていますので,設問の仕方の問題ではないでしょうか。ただ,厳しい数字であることは謙虚に受け止めなければなりませんから,更に理解を進めるために広報・宣伝に努力いたしますが,本当のことを言えば,裁判員制度が来年の5月21日に始まって,そしてその実績が生まれていく中で,国民の皆様に正しく判断をしていただいて,国民の司法参加というのはこういう意味があるのだということを十分理解することによって,来年の5月21日以降の裁判員制度への参加意欲の変化というのが一番大事なのではないかなと思います。