東京新聞

日本も攻撃対象 アルカイダ幹部
2008年4月22日 20時22分

 【クウェート市22日共同】国際テロ組織アルカイダは22日、同組織のナンバー2、ザワヒリ容疑者名の音声による声明をウェブサイトで公表して共同通信などの書面での質問に回答し、日本が陸上自衛隊イラク南部サマワに派遣したことは「十字軍のための宣伝の一環」だったと批判。日本は欧米など「十字軍」の一員だと指摘し、日本も攻撃対象であることを強調した。

 アルカイダ幹部が日本メディアの質問に応じるのは極めて異例。アルカイダは昨年12月、ウェブサイトでザワヒリ容疑者あての質問を公募。共同通信は「陸自サマワ派遣は人道復興支援が目的だが、それでも日本を(テロの)標的と見なすのか」など3項目の質問をサイトで提示した。

 声明は、陸自派遣は「いわゆる支援活動」だったが、米軍などによる「イラク侵略」に付随し、これを正当化する宣伝だと指摘。日本の平和憲法に言及し「日本が武力を放棄したなら、なぜ十字軍の旗の下で(イラクに)軍隊を派遣したのか」と述べた。


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