セルビアEU になるのかぁ。
読売

EU外相理事会、セルビアとの「政治協力協定」締結方針
 【ブリュッセル=尾関航也】セルビア南部コソボ自治州の独立問題を協議した28日の欧州連合(EU)外相理事会は、コソボ独立に反対するセルビアの懐柔策として、同国のEU加盟を後押しする「政治協力協定」を締結する方針を採択した。

 セルビアが応じれば、2月7日に調印する。

 協定には、貿易自由化交渉の推進、政治対話の緊密化、交換留学制度構築など、将来の経済統合をにらんだ取り決めが盛り込まれる。EUはこれまで、セルビア政府がボスニア内戦時の武装勢力指導者らを国際法廷に引き渡すまで、加盟手続きを留保する立場をとってきたが、今回の方針採択により、戦犯問題は事実上棚上げされる形となった。

 EU議長国スロベニアのルペル外相は理事会後、記者会見し、「セルビアは西バルカンの安定において死活的に重要な役割を担う」と述べ、セルビアの早期EU加盟が民族紛争再燃を防ぐ決め手になるとの考えを示した。

(2008年1月29日19時30分 読売新聞)